ビロウの杜
カベールの林の中には、ビロウ・クロツグやアダンなどの植物が生い茂り、様々な動物たちの住みかにもなっています。自然と一体になった久高島の信仰は、人の手を加えない植物の自然の姿を私たちに見せてくれます。
久高島の植物と信仰
久高島では年間30件近くもの祭祀行事があり、それには多くの植物が重要な役割をはたしています。神女たちが頭にかぶる「ハブイ」はトウツルモドキ、扇や神座にはビロウの葉がつかわれています。
久高島の多くの植物は島に残る数々の伝承にもあらわれ、祭祀行事には欠かせないものとして私たちの暮らしの中に現在も活きているのです。
ノロ以下の神女たちは、クバの葉の上に正座し、東方に向かって敬虔な祈りを捧げる。
久高島の聖域を知っておこう
久高島には、たくさんの御嶽(うたき)や拝み所(うがんしょ)などの聖域があります。 入っては行けない聖域などもありますので注意しましょう。- 久高島(くだかじま)神の島「女神の島」と呼ばれる久高島は島全体が神聖な土地とされる島です。琉球王朝時代から現代まで伝統が守られてきた日本最後の聖域といっても過言ではないのかもしれません。
- ハビャーン カベール岬カベール岬は久高島の港から反対側の岬になります。琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨが初めて降り立ったと言われている聖域です。
- ビロウの杜(びろうのもり)カベールの林の中には、ビロウ・クロツグやアダンなどの植物が生い茂り、様々な動物たちの住みかにもなっています。自然と一体になった久高島の信仰は、人の手を加えない植物の自然の姿を私たちに見せてくれます。
- ヤグルガー貴重だった久高島の神聖な泉。岩陰の穴に透き通った神聖な水が溜まってます。
- イシキ浜浜に出ると広々とした海が見渡すことが出来ます。ここは祈りをささげる重要な聖域です。もちろん遊泳は厳禁となっています。
- 久高島のイザイホー2020年新春に国立映画アーカイブで行われた“戦後日本ドキュメンタリー再考”に選ばれた、沖縄県久高島の祭祀を映したドキュメンタリー。
観光名所 | ビロウの杜(びろうのもり) |
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住所 | 〒901-1501 沖縄県南城市知念久高 久高島 |
料金 | 見学自由 |
駐車場 | なし |
電話番号(問い合わせ) | 098-948-7803(南城市離島総合センター) |