安須森御嶽(あすむぃうたき)・辺戸御嶽(へどうたき)

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)御天卯之大神

聖地:御天卯之大神

安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきとは

沖縄本島最北部に位置する、辺戸岳(へどだけ)は標高248.3メートルの山。
この辺り一帯の山の名は辺戸岳(へどだけ)といいますが、地元では黄金山(クガニヤマ)長老の森などとも呼ばれ信仰の対象とされてきました。
現在、安須森(あすむい)や辺戸御嶽(へどうたき)とよばれ、琉球開闢神話に現れる霊山で、やんばる国立公園に指定されています。

安須森御嶽(あしむぃうたき)・辺戸御嶽(へどうたき)入り口

安須森御嶽(あしむぃうたき)・辺戸御嶽(へどうたき)入り口

安須森御嶽あすむぃうたきは別名辺戸御嶽へどうたきとも言われ
天から降りた阿摩美久(あまみく・あまみきよ)が沖縄の島々を創ったとき、最初にこしらえた聖地といわれています。

安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきは琉球開闢七御嶽(リュウキュウカイビャクナナウタキ)の一つであり沖縄最高の聖地のひとつです。

基本的に観光名所というよりは、聖地巡礼とあるように修行の場としても知られています。

頂上は地球の原初のパワー(大自然のエネルギー)、違う独特な雰囲気を感じることができます。
人によっては何らかのパワーが目覚めるかもしれません!
※注意事項:安須杜御嶽では草や石は持ち出し厳禁です。

安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきの登山に行ってきました

沖縄の真夏、青々しい海と空、癒やしを求めるようにカメラ装備を整えいざ安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきへ!
那覇市から車を走らせ、約3時間程で辺戸岬近くの目的地、安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきへ到着!

入り口の手前には、3台~4台ほど車を停めれるスペースがありました。
水やカメラの装備を整え、登り始めて直ぐに道がわかれてて迷いそうになりました!

安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきは場所が分かりづらいという噂をきたのですが!
少し道を進むと、安須森御嶽登山口と看板があるので、見過ごさなければ迷うこと無く行けます。

左に曲がって、さらに奥へ真っ直ぐ進むと少し開けた場所へ出ます!
登山の入り口らしきほこらがありました。

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)黄金山

辺戸御嶽 黄金山

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)に登る道

辺戸御嶽に登る道

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)に上がる道

辺戸御嶽に上がる道

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)登る道

辺戸御嶽 登る道

黄金山くがにやまという文字がみえてきます!
登山の入り口で、あいさつを交わします。
※聖域に入る前に挨拶を交わしてください。祈るのはお控えください!

挨拶を交わしたら黄金山くがにやまの岩の後ろから上へ登って行くみたいです。
木と木の間にロープが張られています。このロープを頼りに急なゴツゴツとした道を登って行きます。
木の根や葉っぱで少し滑りやすくなっているようです!

20分~30分ほど登り続けていると、また祠のようなものがみえてきました!頂上が近いのかもしれません!?
凄い急な道をひたすら登っているのですが、この時点で5分程の休憩を2回くらいとっています!これはダイエット出来ます!

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)にある男神と女神

辺戸御嶽 途中にある御嶽

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)にある男神と女神

辺戸御嶽にある 男神と女神

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)にある男神と女神

辺戸御嶽にある男神と女神

ついに、安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきの山頂へつきました!
遠く突き出た部分に辺戸岬が小さく一望できます!凄い綺麗な絶景が広がっています!

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)見える辺戸岬

辺戸御嶽から見える辺戸岬

頂上は風が凄く気持ちがいい!自然からあふれ出るパワー!
まったく感じたことのない雰囲気を感じました。

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)辺戸御嶽から見る絶景

辺戸御嶽から見る絶景

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)から見える伊江島

辺戸御嶽から見える伊江島

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)大石林山(だいせきりんざん)

辺戸御嶽 大石林山(だいせきりんざん)

暑い時期でしたので行くのか迷いましたが、あの絶景が見れたので行って良かったです!
安須森御嶽あすむぃうたき辺戸御嶽へどうたきに行って時間と体力があれば、辺戸岬や大石林山へも足を運んではいかがでしょうか?

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)大自然

辺戸御嶽 大自然

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)ソテツの花

辺戸御嶽 ソテツの花

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)絶景

安須森御嶽 絶景

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)拝所

辺戸御嶽 拝所

辺戸御嶽(へどうたき)安須森御嶽の先の方を向いている

安須森御嶽の先の方を向いている

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)安須森御嶽の先の方を向いている拝所

辺戸御嶽にある拝所

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)拝所(イビ)

辺戸御嶽 拝所(イビ)

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)上がり帰り道

辺戸御嶽(へどうたき)上がり帰り道

安須森御嶽(あしむぃうたき)辺戸御嶽(へどうたき)拝所

辺戸御嶽(へどうたき)拝所

安須森御嶽(辺戸御嶽)の看板

辺戸岬の御天軸は神々の大聖地である琉球古来より数百万人の方が参拝し、病難回避、安泰、繁栄の御加護を祈る厳粛な聖地である。現在も多くの国、県民が参拝する重要な文化財である。この聖地を破損、破壊した者は法令の定める所より厳重に処罰される。
国立重要文化財委員会

御嶽へ行く前に知っておこう

今からワクワクしながら御嶽へ行く人の為に、これだけは知っておくと為になります。
パワーを貰いに行く為の礼儀として覚えておくと良いと思います。

琉球開闢の伝説の神様 阿摩美久(アマミク・アマミキヨ)

琉球王府の正史にも登場する阿摩美久(アマミク・アマミキヨ)は琉球開闢の神と言われています。

1650年に編纂された正史『中山世鑑』では、アマミキヨは天の最高神に命ぜられて海に降り立ち、天より土石や草木を給わって島を作り、各地に御嶽を作った。
その後、最高神の御子の男女が琉球に降りてきて子が生まれ、人々が誕生しました。

琉球の神話では、日の大神(天にある最高神、日神、天帝)が開闢の神、阿摩美久(アマミク・アマミキヨ)に命じて島作りをさせた。
阿摩美久(アマミク・アマミキヨ)はこの命を受け、沖縄本島を作り、そこに9つの聖地・7つの森を作ったとされる。

そして、人々は農耕を知らず、繁栄しなかったので阿摩美久(アマミク・アマミキヨ)は天から五穀の種を給わって麦、粟、豆、黍「きび」を久高島に蒔き、稲を知念ウッカーの後ろと受水走水に植えた。
という内容で、琉球の地を作り、農耕を興した神とされている。

しかし、この阿摩美久(アマミク・アマミキヨ)の神話は「中山世鑑」が編纂される前から、琉球で語られていた。
1605年に完成した「琉球神道記」には、天から男女2人が下りてきて、まだ小さかった島に山をつくり草を生やし国を作りました。

やがて女は妊娠して3人の子を生んだという話があり、その男がシネリキヨ、女がアマミキヨだといわています。
これは琉球に滞在した僧侶が巷に広まっていた神話を書き留めたといわれている。
そして実際に沖縄には各地でアマミキヨを祀った拝所があり、現在も残っている。

1.安須森御嶽「あすむぃうたき」 場所:国頭村辺土

2.クバの御嶽「くばのうたき」 場所:今帰仁村

3.斎場御嶽「せーふぁうたき」 場所:南城市知念

4.藪薩御嶽「やぶさつうたき」 場所:南城市玉城

5.雨つづ天つぎ御嶽「あまつづてんつぎうたき」 場所:南城市玉城内

6.フボー(クボー)御嶽「フボー/クボーうたき」 場所:南城市知念「久高島」
※注意:男女を問わず全面的に立ち入り禁止です。入り口のみ見る事ができます

7.真玉森御嶽「まだまむいうたき」 場所:首里城内
※注意:沖縄戦と首里城改築工事による整備で失われております。首里真玉森御嶽は立ち入り禁止です。入り口のみ見る事ができます

御嶽「うたき」とは

沖縄では一般的に「うたき」とよばれる。人々のあいだで信仰されている聖地。
沖縄本島では、御嶽のなかに拝所(うがんじゆ)が設けられ、ここで祈願がおこなわれている。

八重山の島々では、沖縄本島の御嶽にあたる聖地がウガンとかワン・オンとよばれている。
御嶽の中心はイベまたはイビとよばれ、そこに自然石などがまつられていて、その前に香炉が置かれている。

のろ・根神・ツカサなどの女性神役以外は、そこに近づくことが禁じられている。
御嶽で枯木を拾うこともタブーになっている。

イビとは

重山の島々では、沖縄本島の御嶽にあたる聖地がウガンとかワン・オンとよばれている。
御嶽の中心はイベまたはイビとよばれ、そこに自然石などがまつられ、その前に香炉が置かれている。
のろ・根神・ツカサなどの女性神役以外は、そこに近づくことが禁じられているが御嶽で枯木を拾うこともタブーになっている。

祝女「のろ」とは

奄美、沖縄で村落の神人を支配し公的祭祀をつかさどる神女。
ノロはノロ殿内(どんち)に住み、火の神や御嶽(おたけ・うたき)の神の祭祀を通して領内の人々の繁栄や平和を祈る。
早く伊波普猷(いはふゆう)柳田国男、折口信夫らが日本の古い宗教形態を示すものとして注目した。

ごく古い時代には、その村落の草分けの家の主人が根人(につちゆ)その姉妹が根神(にがみ)として祭祀を主宰していたと考えられる。
8世紀・9世紀以降にこのなかから複数の村落を支配する按司(あじ)が出現すると、その姉妹はノロと呼ばれ祭祀を統轄するようになった。

タブーとは

ポリネシア語のタブまたはタプから派生した用語で、禁忌または禁止を意味し、さらに聖なるものや呪われたものを区別する儀礼的用語として使われる。
1771年にキャプテン・クックがトンガ人の言葉として記録したのが最初であるが、急速にヨーロッパ化し、J.フレーザーがポリネシアで俗を意味するノアに対する言葉で聖を意味するものとして紹介した。

これであなたは御嶽マスター

色々と調べると出てきますが、一番重要なのは御嶽にある注意事項やルールを守る事です。
楽しい沖縄の旅「御嶽」廻りをしてください。

おすすめ装備アイテム

1.水筒・ペットボトル
2.移動食(おやつ)
3.長袖・ラッシュガード・長ズボン・スポーツタイツ・予備の着替え
4.登山靴・トレッキングシューズ
5.タオル・てぬぐい等・ティッシュ
6.手袋(軍手)
7.帽子(ハット)
※ゴミは持ち帰りましょう

名所 辺戸安須森御嶽(あすむぃうたき)
辺戸御嶽(へどうたき)
住所 〒905-1421
沖縄県国頭郡国頭村辺戸
時間 見学自由(自己責任)
駐車場 あり(約4台)
参考 聖域ですのでマナーをお守りください

沖縄県北部のおすすめ

コメント

  1. 蓬莱 宮里美智留 より:

    初めまして。沖縄県名護市にて『名護の食と酒とおもしろガイド 蓬莱』を営んでおります、名護生まれ名護育ちの宮里美智留と申します。これまで名護市文化財保存調査委員長岸本林さん、名護博物館初代館長を務め,今は黙々100年塾萬草庵主宰及び山原島酒之会顧問島袋正敏さんから、名護やんばるのさまざまなことを学び,出逢う方たちへその魅力をお伝えすべく、日々過ごしております。まだまだ微力で学び半ばではございますが、コロナ禍も少し落ち着きを取り戻し、今回、かねてよりあたためておりました学び体験を開催しようかと計画中でございます。そこで、まずは沖縄の子宮ともいわれる安須森御嶽へ希望される方々と登山し、山頂にて健康祈願・道幸案内祈願を行おうと考えております。つきましては、参考資料といたしまして、御ホームページ内安須森御嶽のページをFacebook等SNSにて添付・共有させていただきたく、メッセージいたしました。ご了承いただけましたら、幸に存じます。宜しくご検討の上,ご返答いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

    1. teru より:

      蓬莱 宮里美智留様
      管理者からメールを一通おうくりいたしましたので確認をお願いいたします。健康祈願・道幸案内祈願は十分に気を付けて登山を楽しんでくださいね。

  2. ようへい より:

    安須森御嶽へは出入りは自由なんでしょうか?登山が趣味で一度登ってみたい山で、写真の絶景が見てみたいです(^^ゞ

    1. teru より:

      ようへいさん
      安須森御嶽でのコメントありがとうございます。出入りの件ですが自由です。ただ、自己責任で登山をお楽しみください。安須森御嶽の絶景は最高ですよ(^^♪

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