チチンガーの案内板
大里村指定有形文化財(建造物) 平成2年3月15日指定
チチンガーは、島添大里グスクの城門近くの城壁外に設けられた降り井形態の井戸で西原集落の村の共同井戸として使用されていた。築造年代は定かではないが、島添大里グスクとの関係から14世紀頃と推定される。井戸の湧水 地点は地表から8メートル下にあり、取水地までは琉球石灰岩 の岩盤を削って43段の階段が取り付けられている。取水地の岩壁部分は琉球石灰岩 の面取り積みの石垣が積まれており島添大里グスクの城壁の一部ともみなされている。
伝承によれば、井戸が城壁外にあると清水湧きだし、城内に取り込まれると水が枯れたとのことである。また城内のスクヤマヌウカー(御井)が枯れたので築造したとの伝えもある。
チチンガーは、島添大里グスクと密接に関わっているばかりでなく、当時の城と井戸との関係を理解する上でも貴重である。
平成3年3月25日 大里村教育委員会
通称 | チチンガー(ちちんがー) |
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住所 | 〒901-1202 沖縄県南城市大里大里487 |
営業時間 | 見学自由 |
電話 | 098-946-8990 |
駐車場 | あり |