伊計島をぶらぶらドライブしていたところ、カーナビにイチの里と書かれた場所が表示されていた。
目的地のなかった僕らはそこに行ってみることに。
カーナビを頼りに場所にたどり着くと、どうやらそれっぽい入り口が。
場所は島の中心付近。
周りは畑に囲まれていて、駐車場はなかったのだけれども車通りもなく人もいないので入り口付近に路駐して中へ。
いかにもな斧が出迎えてくれます。
かやぶき屋根の縦穴式住居が並んでいます。
仲原遺跡の概要
仲原遺跡は、島のほぼ中央部の平地に営まれた縄文時代のムラの跡です。
北側海岸に近年まで利用されていた自然湧き水(インナガー)があり、縄文時代から使われていたものと考えられます。
遺跡一体はもとキビ畑で、土地改良事業の事前の発掘調査で竪穴式住居が発見されました。
これにより不明であった沖縄県の縄文時代晩期(約2500~2000年前)のムラの広がりや住居の大きさ、造りなどが具体的に分かってきました。
また遺物も土器の鉢、壷、石斧類、骨製の針、錘、他に当時の人が食べ残した獣・魚骨類、貝殻類が出土しました。
遺跡は土地改良地内にありましたが、住民の協力により保護され、また学問上価値が極めて高いことから、昭和61年に国指定史跡になりました。
縄文時代の遺跡が伊計島で初めて見つかったというのが面白いですね。
かやぶき屋根の建物は保護されているものの、中に入れるものもあります。
中に入って、縄文人の気分になるのもいいかもしれません(笑)
観光名所 | イチの里 仲原遺跡(いちのさと なかばるいせき) 国指定史跡 |
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住所 | 〒904-2421 沖縄県うるま市与那城伊計 |
指定年月日 | 昭和61年(1986年)8月16日 |
指定面積 | 4758㎡ |
整備期間 | 昭和62年~平成8年度 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | 那覇空港から車で約2時間 |