伊計城跡 伊計グスク(いけいぐすく)
伊計島にある、伊計グスクは伊計大橋を渡ってトンネルを抜けた右側の駐車場の海の方に入り口があります。
伊計グスクは、満ち潮になると海水が入り口を塞いでしまうので、引き潮の時間帯を狙って行きましょう。
※濡れていもいいと言う方は、潮の時間帯は気にしなくていいと思います。
伊計グスクへ向かう道には、手スリや階段など整備されていまが、夏場は草木がうっそうと生茂っているため散策は困難かもしれません!
ひたすら草木をかき分けながら伊計グスクへ向かいます。
途中に下る階段があり、くだっていくと隠れスポットできな場所にでました。
水も透き通っていて、綺麗なので少し休憩しながら癒やされていました。
伊計グスクは現在でも拝所があり、神聖な場所と言われています。
かつては船で渡るしか方法がなく、海をへだてた陸から祈りを捧げていみたいです。
伊計グスクとは?
かつての伊計島では、死者の命日やお盆に祭祀を行う習慣が無かったため、1769年に役人が祭事を始めるよう指導したという。
その際、位牌を神主と見立てて祀ったとされる。
琉球国由来記には、伊計島には3つの御嶽が存在し、これら御嶽で執り行われる祭事は島内のノロにより管理されていた。
おもろさうしには、伊計グスク近くの海岸で船の進水式を見事にやり遂げたのを見て褒め称える「おもろ」が残されている。
伊計グスク北側の海岸は「イビヌクシ(いびの後ろ)」と呼ばれ、祭祀が催されたが、その後は伊計ビーチとなっている。
当地ではハーリー、豊作豊漁を祈願するウスデークなどの行事が開催されている。
伊計島と砂州でつながる伊計グスクへの参拝は、付近の伊計港から遥拝する。
また、カミアシャギは、海から訪れた神をもてなす場所とされている。
他にも神を祀る、掟殿内(うっちふぅんち)や地頭火ヌ神(じとぅひぬかん)という祭殿もあります。
伊計島とその周辺離島で構成される与勝諸島の方言は、沖縄中南部方言の一つに含まれ、発音・文法・語彙もさほど差異は見受けられない。
伊計島では使用されなくなった言葉で、例えば「おじいさん」は「ンプー」または「ンブスー」と言った。
琉球古典音楽の楽曲の一つである「伊計離節(いちはなりぶし)」は、もともとは勝連半島で歌われた民謡で、伊計島やその周辺離島の情景を歌詞にしている。
伊計グスク案内板
伊計島に隣接する岩山で、「イチーグシク」とも呼ばれています。
現在は伊計島との間に砂州が形成され、陸続きになっていますが、ウマチーの拝みの際には伊計港から遥拝(ようはい)します。
そのことから以前は伊計島とグスクは、陸続きではなかったと考えられます。
入口からしばらく歩いていったところにある最初の分岐点。左に降りると海に出ます。
グスクは傾斜の急な石灰岩の丘陵に築かれています。最高所は約49mで、東側から西側にかけて野面積みの石積が良く残っています。
1979年の調査では、中国製の輸入陶磁器やグスク土器、カムィヤキなどが出土しています。
伊計グスク駐車場
伊計ビーチの道を挟んだ反対側に大きな駐車場があります。
その駐車場からぐるっと、まわるように海側へと下って向かうと伊計グスクの入り口、階段へと向かうことが出来ます。
観光名所 | 伊計城跡(いけいしろあと) 伊計グスク(いけいぐすく) |
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住所 | 〒904-2421 沖縄県うるま市与那城伊計 |
営業時間 | 見学自由 |
駐車場 | あり |