茅打ちバンタは沖縄本島北部・国頭村にある高さ約80mの断崖絶壁から絶景を楽しめるスポットです。
辺戸岬からも近く、やんばるの森とコバルトブルーの海を一望できる穴場観光地としておすすめです。
茅打ちバンタの由来は、バンタとは方言で崖のことで、束ねた茅を崖から投げ落とすと強風でバラバラになったことからこの地名がつけられました。
辺戸岬や大石林山の行き帰りに、茅打バンタに立ち寄って絶景をみてはいかがでしょうか?
因みに、茅打ちバンタはやんばる国立公園に含まれています。
絶景の魅力
海と森のコントラスト
崖の上からは透明度の高いエメラルドグリーンの海と、やんばるの深い森が一度に楽しめます。
晴れた日には伊平屋島や伊是名島まで見渡せることもあり、まさに「沖縄の大自然を一望できる場所」といえるでしょう。
昼と夕方の表情の違い
昼間は爽快な青い海が広がり、夕方には黄金色の夕日が海面を染め上げます。時間帯によってまったく違う表情を見せるため、写真好きの方には特におすすめです。
夜の星空
周囲に街灯が少ないため、夜には満天の星空が広がります。昼間の絶景だけでなく、夜の静けさと星の輝きも魅力のひとつです。
茅打ちバンタの設備と駐車場
茅打ちバンタの駐車場はアスファルトで綺麗に舗装されていて、勿体無いくらいとても広くトイレの設備まであります。
数台の大型観光バスも余裕で駐車でき、たまに観光バスが数台止まっているが混雑しないくらい広い駐車場です。
茅打ちバンタは、観光地化されすぎていない静かな絶景スポットです。
沖縄の大自然を肌で感じたい人、写真映えする場所を探している人にはぴったり。
辺戸岬や大石林山と合わせて訪れれば、沖縄北部の魅力を余すことなく楽しめるでしょう。
茅打バンタの看板
茅打バンタ Kayauchi Banta
やんばる国立公園 Yambaru National Park
茅打バンタからの眺めは、沖縄で最も象徴的なパノラマのひとつです。
高さ80メートルの断崖の端にある展望台は、国頭の西海岸全体を見渡します。
内陸の森に覆われた山々と沖合のサンゴ礁に挟まれた長い緩やかな弧は、南方に位置する本部半島まで続いています。
西側に広がる何にも遮られない東シナ海の景色に沈む茅打バンタの夕日は絶景です。
「戻る道」
展望台から少し手前に戻ると、左側に山の狭い裂け目を通る道があります。
沿岸の道路が建設される前、この道は近くの宜名真と北にある耕地を結ぶ唯一の経路でした。
当時、裂け目は一人がやっと通れるほどの広さだったため、反対方向に向かう2人が途中で出会った場合、1人が後退しなくてはなりませんでした。
このことからこの道は「戻る道」として知られるようになりました。
これは通行に大変不便だったため、宜名真は孤立し、貧しさに苦しみました。
1912年、北にある辺戸小学校に新しい校長が赴任しました。
校長は赴任してすぐに生徒の欠席率の高さに困惑し、「戻る道」について知ると、直ちに地元住民を集めて道を広げ、生徒の通学を容易にしました。
1913年11月までには、道は双方向の交通が可能になるほど広げられ、かつて孤立していた集落は互いに行き来しやすくなりました。
その後の数十年で、道をさらに広げるためにダイナマイトが使用され、現在の切り通しができました。
The view from Kayauchi Banta is one of the most iconic panoramas in Okinawa. The observation point stands on the edge of a sheer 80-meter cliff overlooking the entire western coast of Kunigami: a long, gentle arc with forested mountains inland and coral reefs offshore that stretches all the way to the Motobu Peninsula to the south. The unobstructed view west across the East China Sea makes sunset at Kayauchi Banta a spectacular sight.
The “Backtracking Path”
A few steps back from the lookout and to the left is a road that threads through a narrow cleft in the mountain. Before the coastal road was built, this was the only route connecting the people of nearby Ginama to the arable land to the north. In those days, the cleft was only wide enough for one person to pass through, so if two people traveling opposite ways met in the middle, one would have to backtrack out. As a result, it became known as the “backtracking path,” or modoru michi. This limited its use and left Ginama isolated and impoverished.
In 1912, a new principal arrived at Hedo Elementary School to the north. He was immediately puzzled by the high rate of absenteeism, and upon learning of the “backtracking path,” rallied local residents to widen the road so that students could get to school more easily. By November 1913, the cleft had been expanded enough to allow two-way traffic, bringing once-isolated communities closer. In subsequent decades, dynamite was used to widen the path still further, creating the space for the road that passes through today.
国村商工観光課
令和2年度 国頭村多言語解説等整事業
茅打ちバンタを下から探してみた
茅打ちバンタを下から探してみたらめちゃ小さくて見つけにくかった!こんな所にあったんだと思いました。
茅打ちバンタにある休憩場所の屋根が見えます。
茅打ちバンタから帰る道にある「戻る道(もどるみち)」
茅打ちバンタの駐車場から右へと進み、岩と岩の間に道が切り開かれて作られています。
これが戻る道(もどるみち)と言われる癒しが残る珍しい道!
| 観光名所 | 茅打ちバンタ(かやうちばんた) |
|---|---|
| 住所 | 〒905-1422 沖縄県国頭郡国頭村宜名真 |
| 営業時間 | 見学自由 |
| 設備 | トイレあり |
| 駐車場 | 有り |
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