カベール岬は久高島の港から反対側の岬になります。
まっすぐに伸びた白い一本道をまっすぐ進むとカベール岬に辿り着きます。
琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨが初めて降り立ったと言われている聖域です。
ハビャーン(カベール)
琉球の祖神アマミキヨが降り立ったという伝説が残ります。竜宮神が鎮まるところでもあり、神聖な場所です。道の途中にクバの木生い茂る森があります。クバの木は神様の降り立つ神聖な木とされています。
琉球開闢(かいびゃく)の祖アマミキヨが降臨、あるいは上陸した聖地とされる。また漁労の神役であるソールイガナシの神は、ハビャーンの森にいるタティマンヌワカダラーだといわれ、二頭の白馬として語られることが多い。大漁祈願がハビヤーンで行われるのは、ソールイガナシの神の所在地であることと関係があると思われる。
久高島カベールの植物群落
「カベール」とは島の北東端に位置する地域一帯を指し、島の人々が大切にしてきた聖地です。
ここには、アダンやオキナワシャリンバイなどが優占する風衝植物群落が発達しています。亜高木層・低木層・草本層の三つの階層が認められ、学術上貴重で自然を記念するものとして、沖縄県の天然記念物に指定されました。私たちの暮らしと深く関わりがある。自然植生がよく残っている貴重なカベールを、みんなでこれからも護っていきましょう。
・ビロウ(やし科) 方言名: フバ
・クロツグ(やし科) 方言名: マニ
・アダン(たこのき科) 方言名: アダン
・ヤエヤマアオキ(あかね科) 方言名: ブッカカー
・モンパノキ(むらさき科) 方言名: マシューキ
・アカテツ(あかてつ科) 方言名: チーギ
・トウツルモドキ(とうつるもどき科) 方言名: ハブイ
久高島の聖域を知っておこう
久高島には、たくさんの御嶽(うたき)や拝み所(うがんしょ)などの聖域があります。 入っては行けない聖域などもありますので注意しましょう。- 久高島(くだかじま)神の島「女神の島」と呼ばれる久高島は島全体が神聖な土地とされる島です。琉球王朝時代から現代まで伝統が守られてきた日本最後の聖域といっても過言ではないのかもしれません。
- ハビャーン カベール岬カベール岬は久高島の港から反対側の岬になります。琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨが初めて降り立ったと言われている聖域です。
- ビロウの杜(びろうのもり)カベールの林の中には、ビロウ・クロツグやアダンなどの植物が生い茂り、様々な動物たちの住みかにもなっています。自然と一体になった久高島の信仰は、人の手を加えない植物の自然の姿を私たちに見せてくれます。
- ヤグルガー貴重だった久高島の神聖な泉。岩陰の穴に透き通った神聖な水が溜まってます。
- イシキ浜浜に出ると広々とした海が見渡すことが出来ます。ここは祈りをささげる重要な聖域です。もちろん遊泳は厳禁となっています。
- 久高島のイザイホー2020年新春に国立映画アーカイブで行われた“戦後日本ドキュメンタリー再考”に選ばれた、沖縄県久高島の祭祀を映したドキュメンタリー。
観光名所 | ハビャーン カベール岬 |
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住所 | 〒901-1501 沖縄県南城市知念久高 久高島 |
料金 | 見学自由 |