根謝銘城跡(にじゃみぐすく・いんじゃみぐすく・うぃぐすく)
根謝銘城跡は、沖縄県国頭郡大宜味村にある城跡です。
根謝銘城跡は、謝名城集落と関連が深いグスクで、城跡から発見された陶器や磁器類からみて13世紀中期の地方豪族の築城と考えられています。
根謝銘城跡は、謝名城集落となる前の城・根謝銘・1名代の3つの集落のうち城村にあります。
また根謝銘城跡は、周囲は断崖と急傾斜からなる要害の地に築かれたグスクで、最も高い位置の郭に大城(ウフグスク)の御嶽があり、その下の郭に神アシャギと中城の御嶽がある。
上城ガー石碑(上城/ウイグシクガー石碑)
この石碑は、上城グスク(根謝銘グスク)の南側にある山中にアコウの大木があり、その根下に「上城/ウイグシクガー」と呼ばれる井泉があります。また、「上城ガー」の東側丘陵を登って行くと「堀切/フッキー」と記された石碑が建立されています。
堀切/フッキー
「大城御嶽」の西側にある山中にアコウの大木があり、その根下に「上城/ウイグシクガー」と呼ばれる井泉があります。
「国頭グスク」は一般的に「根謝銘(ねじゃめ)グスク」と呼ばれており、更に「上城/ウイグシク」の名称でも知られています。
「上城ガー」は円形上に石で囲まれており、水の神に拝するためのウコールが設置されて拝所となっています。
現在、この井泉は普段は水が枯れていますが、雨の後には井戸には湧き水が滞水します。
この「上城ガー」の東側丘陵を登って行くと「堀切/フッキー」と記された石碑が建立されています。
「国頭グスク/根謝銘グスク」の西側の端にある断崖絶壁で、その名前の通り敵の侵入を阻止するする為に人工的に山肌を掘り切りグスクの境としたものと考えられています。
現在「堀切」の石碑が設置された周辺には多数の岩が散在しています。
神アシャギとは
「神アシャギ」と「中城の御嶽」は、根謝銘城跡にある遺構の一部です。
神アシャギとは、神を招き祭事を行う場所のことで、大きな御嶽では、「神アシャギ」と呼ばれる前庭のような空間が設けられていることがあります。
「中城の御嶽」は、根謝銘城跡の最も高い位置の郭にあります。
グスクとは
グスクとは、沖縄地方に存在する城のことを指します。
グスクは、南西諸島の内、奄美群島から沖縄諸島、宮古島、八重山群島などに築かれた沖縄地方の城で、多数の遺跡が残っています。
沖縄本島北部には、今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡、首里城跡などのグスクがあります。
グスクは、戦いに備えた建築物とは限らず、館や拝所であったと考えられるものもあり、地域、時期、により形態や呼び方に違いがある。
このように、グスクは沖縄の歴史的な価値が高く、沖縄の文化遺産の一つとして大切に保護されている城跡になります。
観光名所 | 根謝銘城跡・根謝銘グスク (にじゃみぐすく・いんじゃみぐすく・うぃぐすく) |
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住所 | 〒905-1301 沖縄県国頭郡大宜味村謝名城160 |
営業時間 | 見学自由 | 駐車場 | あり |
備考 | なにかあれば |