有形民俗文化財 所在地:宇茂佐
宇茂佐の集落の北、東屋部川沿いにプーミチャーと呼ばれる拝所があります。
一帯も小字名もプーミチャーと呼ばれ、「大土」の字があてられますが、『名護六百年史』では、「大神」の字をあてています。
その書によると、仲北山の一族が今帰仁を追われ、このプーミチャー一帯に隠れ住んだ場所といわれ、名護城に次名護人の先住の地であったといいます。
崖下にある岩壁を掘りぬいた墓が、そこに住んでいた崎山按司以下住民たちの墓だといわれ、その子孫にあたるという屋部の大(ぷー)一門の人たちが毎年拝んでいます。
この小丘には、他にも十数か所の墓が確認できますが、拝まれているのは数ヶ所です。
プーミチャーのすぐ北に、七月森という丘があり、その頂きにタカユースク墓とも呼ばれる墓があり、大一門はそこも拝みます。
大一門では、5年に一度、この拝所の前で牛を焼き、一門の人々みんなで食べる「牛焼き」という行事を行っています。
拝所や墓も貴重な民俗資料ですが、この「牛焼き」も貴重な民俗行事です。
名所 | プーミチャー(ぷーみちゃー/ふうみちゃ) |
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住所 | 〒905-0009 沖縄県名護市宇茂佐の森5丁目11 |
営業時間 | 見学自由 |
駐車場 | あり |